歴史と伝統

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イノベーションの歴史

検査室用診断の科学イノベーションや献身に満ちた当社の歴史をご覧ください。

1972 年

  • 当社初の肝炎検査を発表しました。
  • 酵素値を判定し血液成分を分析する ABA-100 血液化学分析装置を発表しました。

1974 年

  • Auscell という肝炎の非放射線スクリーニング検査を発表しました。
  • 肝炎検査の改良版となる Ausria II を発表しました。この検査により、病院や血液バンクでは初めて採血と同日中に血液を輸血に使用できるようになりました。

1978 年

  • A 型肝炎の診断用の市販製品を発表しました。

1979 年

  • 新しい酵素免疫測定(EIA)技術を採用した自動免疫測定システムである Quantum を発表しました。Quantumにより、アボットでは肝炎製品ラインを放射線検査から酵素免疫測定へと転換することが可能になりました。

1981 年

  • 治療薬モニタリングシステム(TDx)を発表しました。

1985 年

  • 血中の HIV ウイルスを特定する初の認定抗体検査が FDA の承認を受け、これは輸血用血液の安全性の確保に役立ちました。これは当社の最大の業績の 1 つであり、それまで抑止不能とみなされていた脅威に対する初の重要な医学的勝利となりました。

1986 年

  • 患者の来院中に医師が血液学的に高度な免疫測定検査を実施できるよう、自己完結型の診断検査である TestPack を開発しました。

1987 年

  • 卓上型の免疫測定システム IMx を発表しました。

1991 年

  • 前立腺特異抗原(PSA)のモニタリング用の自動検査を開発しました。

1992 年

  • Sequoia Turner Corporation の買収により、アボットは血液学市場に参入しました。

1994 年

  • IMx システムと TDx システムに採用されている免疫測定技術を組み合わせた AxSYM を発表しました。
  • 全世界で増加しつつあった HIV および肝炎の問題を検出し監視するための、Global Surveillance Program(グローバル監視プログラム)を発表しました。

1995 年

  • 初の全自動ハイボリューム血液スクリーニングプラットフォームである ABBOTT PRISM を開発しました。

1997 年

  • HTLV-I と HTLV-II の組み合わせ検査を開始しました。

1998 年

  • 2 つの生化学アナライザー Alcyon および Aeroset、そして一連の自動アッセイである Determine シリーズを含む、多数の新システムを発表しました。さらに International Murex Technologies Corp.の買収によって製品群を拡大し、マイクロタイターベースの免疫測定および微生物学製品を追加しました。

1999 年

  • 臨床検査室向けに計画された分析機器シリーズの第 1 弾となる ARCHITECT i2000 を発表しました。

2001 年

  • 癌、出生前疾患、その他の遺伝性疾患の評価および管理に不可欠な情報を得るための臨床検査室用製品を開発し販売していた、大手ゲノム診断企業 Vysis, Inc を買収しました。

2004 年

  • Global Surveillance Program(グローバル監視プログラム)の一環として、まれなグループ N ウイルスを特定および特性化しました。これは全世界でもまだアボットを含む 2 箇所の機関でしか行われていません。

2005 年

  • 高ボリューム血液バンクスクリーニングプラットフォームである ABBOTT PRISM を米国で発売しました。
  • イギリスのダートフォード、アイルランドのスライゴとロングフォード、ドイツのヴィースバーデンを含む欧州の複数の施設において、製造能力を拡張しました。新しい施設や拡張された施設により、アボットでは感染症、癌、甲状腺、心血管などの分野の診断検査に対して世界的に高まりつつある需要に応えることが可能になっています。
  • 自動の高ボリューム血液学装置 CELL-DYN Sapphire を発表しました。

2006 年

  • 自動化された中ボリュームアナライザー CELL-DYN RUBY 血液学装置を発表しました。
  • ABBOTT PRISM システムにおける B 型肝炎表面抗原検査が承認を受けました。
  • 臨床検査室およびそこに勤務する専門家達の役割を強化するため、複数年にわたる世界的プログラム「Labs Are Vital」を発表しました。この Labs Are Vital には、国際臨床化学連合を含む数多くの専門機関が同調しています。

2007 年

  • ARCHITECT CORE-M(抗 HBc IgM)アッセイが承認を受けました。
  • ARCHITECT c16000 およびARCHITECT ci16200 を発表し、当社の一流の免疫測定および生化学プラットフォームを高ボリュームの検査ニーズ向けに拡張しました。
  • ARCHITECT 免疫測定アナライザーで使用する自動 B 型肝炎検査が承認を受けました。

2008 年

  • ARCHITECT i1000SR 免疫化学アナライザーを発表し、臨床検査室向けの ARCHITECT 診断装置システムファミリーを拡張しました。
  • ABBOTT PRISM 装置で使用する HTLV-I/HTLV-II 検査が承認を受けました。

2009 年

  • ARCHITECT NGAL アッセイが CE(Conformite Europeene)マークを取得しました。
  • ABBOTT PRISM HIV O Plus アッセイが承認を受けました。
  • アボットはカリフォルニア大学サンフランシスコ校と提携して、UCSF-Abbott Viral Diagnostics and Discovery Center を設立しました。この施設ではディープシーケンスおよび超高速病原菌特定の技術を利用して、新型のヒトウイルスの特定および特性化を行っています。

2010 年

  • HIV ウイルスを早期に検出するための、米国で初めて認可された HIV コンボ検査 ARCHITECT HIV Ag/Ab Combo アッセイが承認を受けました。
  • ARCHITECT HE4 アッセイが認可を受けました。
  • ABBOTT PRISM シャーガス病検査が承認を受けました。
  • HIV 診断が 25 周年を迎えました。

2011 年

  • ARCHITECT 25-Oh ビタミン D アッセイが認可を受けました。

2012 年

  • 検査室の情報を管理するための統合されたウェブベースのソフトウェアプラットフォーム、Onelab を発表しました。

2013 年

  • 医師による潜在的な心臓発作の評価をサポートする、ARCHITECT STAT 高感度トロポニン I(hsTnI)の発売を開始しました。
  • 検査室が検査をより素早く処理しつつより多くのボリュームを扱うというニーズに対応できるよう、次世代の自動化ソリューションである ACCELERATOR a3600 を全世界で発表しました。

2014 年

  • 革新的な診断プラットフォームである IRIDICA を発表しました。IRIDICA は、ポリメラーゼ連鎖反応/エレクトロスプレーイオン化質量分析(PCR/ESI-MS)と呼ばれる高度な検査技術を組み合わせて、培養せずに患者のサンプルから感染を引き起こす病原体を直接かつ素早く特定します。

2015 年

  • ヒトペギウイルス 2(HPgV-2)の新しい株を発見しました。
  • アボットが、ジョージアの HCV 撲滅プログラムの戦略的パートナーになりました。

2016 年

  • Alinity シリーズで最初のシステムの発売を開始しました。このシリーズは、信頼性、コスト、キャパシティ、スペース効率、使いやすさという点で大きな飛躍を遂げた診断およびインフォマティクスシステムファミリーです。
  • アボットは、AlinIQ ポートフォリオの最初のアプリケーションを発表しました。このアプリケーションは、医療システムが臨床検査医学の力を活用し、診断サイクル全体およびその先の患者ニーズに応えるために設計された分析アプリケーションのモジュールファミリーです。
  • エモリー大学の研究により、アボットの ARCHITECT STAT 高感度トロポニン I(hsTnl)検査は、冠動脈疾患患者において精神的および身体的ストレスが心臓へ及ぼす酸素供給不足を検出できる可能性が示唆されました。

2017 年

  • FDA は、ジカウイルスの特定において、血清、血漿、尿のみを用いるとする以前の承認内容から、アボットの RealTime ジカウイルス分子検査を使用した緊急使用許可へと拡大しました。
  • アボットは、カメルーンで特定されたまれな HIV-1 グループ N、HBV AE、HTLV-3 株を発見しました。

2018 年

  • 診断検査の向上を目的として国のウイルス多様性を調査するため、Y.R.Gaitonde Center for AIDS Research and Education (YRGCARE)とのパートナーシップを発表しました。アボットは検査プロトコルと診断機器を提供し、YRGCARE からはインド国内で感染した集団の豊富な患者データのスクリーニングとシーケンシングによるご協力を頂きました。
  • 欧州用の高感度トロポニン I 血液検査で CE マークを取得しました。これは CE マークを取得した最初のトロポニン検査で、健康に見える成人の心臓発作などの心血管イベントの可能性をより正確に予測できます。

2019 年

  • 研究者のチームがヒト免疫不全ウイルス(HIV)の新しいサブタイプ、HIV-1 グループ M、サブタイプ L を特定したことを発表しました。

2020 年

  • Alinity™ i システムを使用した COVID-19 抗体血液検査の FDA 緊急使用許可を取得しました。
  • 新しい Alinity™ m システムを使用した COVID-19 分子検査の FDA 緊急使用許可を取得しました。
  • ARCHITECT® i1000SR および i2000SR、Alinity i 検査室用機器の COVID-19 IgG 抗体検査を開始しました。
  • COVID-19 IgM 抗体血液検査の FDA 緊急使用許可を取得しました。
  • COVID-19 IgG 定量抗体血液検査が CE マークを取得しました。

2021 年

  • 脳震とうに対する初めての携帯型迅速血液検査で FDA 510(K) の認可を取得しました。
  • エキスパートが協働して将来のパンデミックを防ぐネットワーク、パンデミック防衛連携を発表しました。同ネットワークでは現在、COVID-19 の変異体を探っています。
  • COVID-19 IgG 半定量的抗体血液検査の FDA 緊急使用許可を取得しました。
  • 一つの検査で SARS-CoV-2、インフルエンザ A 型、インフルエンザ B 型、RSV を検出し識別する検査室用 PCR アッセイ、また、無症状の患者への Alinity m COVID-19 検査の使用において FDA 緊急使用許可を取得しました。

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学習ガイド

学習ガイドは、中核となる検査技能の育成やさまざまな領域のトピックの理解にご活用いただけます。

ナレッジセンター

検査室のサイエンス、各治療領域、およびアボットの各新技術についての最新情報。

プレスリリース

アボットの診断における最新の技術革新に関連したプレスリリースや特集記事をご覧いただけます。

参考

  1. アボットグローバルプレスリリース、2021 年。
  2. アボット社内データ